マーケティングの手法としてメール配信を行っている企業も少なくないと思います。メールマガジンなどは、一度に多くの方に見てもらうことができる効果的な手法のひとつですが、送る内容や送る人を間違えてしまうと、成果に繋がらないどころか逆効果にもなりかねません。

 そこで今回は、適切な人に適切なメールを届け、成果を最大化するためのリストセグメンテーションについてご紹介します。

適切な人にメールを届ける必要性

 メールマガジンを配信する目的は、多くの場合「自社の製品やサービス、それらを取り巻く業界情報をお客様に届けて自社のことを知ってもらうこと」、そしてそこから「徐々に製品やサービスへの興味を高め、導入してもらうためのステップとすること」です。
もちろんより多くのお客様に情報を届けることは重要です。しかし、その受け取り手であるお客様は、本当にその情報を欲しいと思っているでしょうか?

 日常生活で例えると、自宅のポストが近いかもしれません。帰宅した時にポストを開けると、手紙や請求書に混ざって、自分が「必要」「ほしい」と考えていたわけではないようなチラシ=情報がたくさん詰め込まれています。

 そのようなチラシをどうしていますか?ゴミ箱に捨ててはいませんか?

 メールマガジンのクリック率は一般的に5%程度。100人に送ったら5人しかサイトへ訪れないことになりますので、それ以外の人はその情報を「不要」もしくは「そもそも不要」と思っている人ですね。「不要」と感じている人に同じようにメールを送り続けては、メールを削除されてしまったり、あるいはオプトアウト(配信停止)をされてしまうかもしれません。

 そういった事態を避けるためにも、成果を向上させるためにも、特定の指標に基づいてセグメント(分割、仕訳)し適切な内容を送信する必要があります。

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