パーツの役割にフォーカスする

 「読みたい・読みたくなるメルマガ」と「読みたくない・読みたくなくなるメルマガ」――。世の中には大きく分けると、この2種類のメルマガが存在します。

 読みたい・読みたくなるメルマガは、スクロールする手が止まらず、のめり込んで読み進めます。逆に、読みたくない・読みたくなくなるメルマガは、すぐにゴミ箱行き。両者の差は、どこにあるのでしょうか。

 メルマガの肝はコンテンツです。誰が、どんな情報を発信しているのか。質の高いコンテンツであれば、毎回楽しみにしてもらえる確率が上がります。コンテンツの質が重要です。

 しかし、中にはコンテンツの質は高いのに、なぜか嫌悪感が残る、読んでいてもまったく頭に入ってこないメルマガもあるでしょう。たった数行読んでギブアップ。そういったメルマガは、流れや構成、レイアウトに問題を抱えていることがあります。

 私たちは何のためにメルマガを書いているのでしょう。セールスを目的としたメルマガならば、セールスライティングを参考に構成を考えるとよいでしょう。

 件名は開封してもらうために存在します。導入の文章は、スクロールしてもらうために存在します。それぞれの見出しは「次を読みたい」と思ってもらうために存在します。このように、一つひとつのパーツに注目して、その役割を突き詰めていけばいいのです。

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 一つひとつのパーツの役割を突き詰めていくと、“知らぬ間にスクロールしてしまうメルマガ”に近づけるようになります。

 では、構成がしっかりしていて、コンテンツの質が高ければメルマガは読まれるのでしょうか。実際は、先ほどの「コンテンツの質は高いのに、なぜか嫌悪感が残る」というメルマガが存在するのも事実です。

 実は、そうなってしまう理由はレイアウトや利用する図形などのデザインにあるのです。

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