攻めのIT、どこから手をつけるべきか――。経済産業省の野口聡氏の講演の後は、このテーマで参加者60人で議論した。(日経ITイノベーターズ Executive Summit ZEROの概要については特集の目次を参照)

 そもそも経産省が実施する「攻めのIT経営銘柄」を選出する取り組みを、企業の改革者はどう受け止めているのか。議論は、「攻めのIT経営銘柄についてどう思うか」という参加者へのアンケートから始まった。

 「有意義な取り組みだが、やり方などを改善し継続してほしい」(40%)が最も多かった。「有意義な取り組みであり、継続してほしい」が39%で続く。「攻めの経営IT銘柄」の選出は、テクノロジーを活用した技術革新を進めるリーダーには「有意義な取り組み」として一定の評価を得ていることが分かった(図1)。

図1●攻めのIT経営銘柄についての考えを問う会場アンケートの結果
図1●攻めのIT経営銘柄についての考えを問う会場アンケートの結果
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