インテルの「Edison」
インテルの「Edison」
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 東京ビッグサイトで開催中の「ITpro EXPO 2014」で、恒例の「ITpro EXPO AWARD」が発表された。今年の大賞に選ばれたのはインテルの「Edison」だ(関連記事:ITpro EXPO AWARD 2014、大賞にはインテルの「Edison」)。

 Edisonは、組み込み機器の開発に利用できる切手大のコンピュータ。国内では10月25日に発売される。ITpro EXPOの会場では、クワッドコプター(4枚ローターのマルチコプター)や6足歩行ロボットにコントローラとして組み込んだ形での展示も行われ、斬新性を来場者にアピールしている(関連記事:国内発売迫る「Edison」、ドローンやロボットでの活用をインテルが提案)。

 組み込み用途だけではない。ぷらっとホームは、超小型Linuxサーバー「OpenBlocks」にEdisonを採用し、「OpenBlocks IoTファミリ」として2015年2月に出荷を開始する予定だ(関連記事:スマートフォンより小さいIAサーバーが実現)。

 OpenBlocks IoTファミリが狙うのは、複数のセンサーから情報を集めて外部に送る役割を担うIoT(Internet of Things)ゲートウエイだ。インテル自身も、ITpro EXPOの会場でIoTゲートウエイとしての利用を想定した「Eaglet」と呼ぶ試作機を展示している(関連記事:菓子のケースがLinuxコンピュータに、超小型デバイスをインテルが試作)。

 身の回りの多くの「モノ」(機器)が、インターネットにつながるIoT。高性能で低消費電力のIoTゲートウエイが実用化されることで、IoTによる様々なソリューションを実現する夢もまた広がっていく。