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記者のつぶやき

日経ソフトウエア

一般ユーザーにもメリットが多い64ビット版Windows 7

2009/10/02
原田 英生=日経ソフトウエア

 記者は20年近くWindowsの記事を書いてきた。最近書いたものをざっと挙げてみよう。

 これらの記事にはある共通点がある。「64ビット(x64)のWindowsを使ってみようよ!」というニュアンスをにじませていることだ。しかし,それをはっきりとは書いていない。一般的なパソコン・ユーザーにとって64ビット版Windowsを使うメリットが何なのかが,なかなかわからなかったからだ。

 ソフトウエア開発者やコンピュータ関連のエンジニアにとってのメリットはわかりやすい。「64ビットWindowsを学べる」「テストできる」という理由がある。将来64ビットが主流になることは間違いないのだから,情報収集で一歩先へ進んでおくことは,投資として必ず意味がある。ためらうことなく,64ビットWindowsの利用をお勧めできる。

 だが,普通のパソコン・ユーザーは,特に一歩先んじる必要がない。そんな人たちも,64ビットのWindowsを使うメリットはあるのだろうか? 記者はこれまで,この疑問に明確に答えることができなかった。

 しかし,今なら言える。64ビット版Windows 7を使う最大のメリットは,アプリケーションの起動が高速化し,小気味よくパソコンを使えることだ。一度慣れたらやめられないほどの快適さがある。

Excelが1秒かからずに起動

 例えば,記者が会社でメイン機として使っているパソコン(Athlon 64 X2 4600+,メモリー8Gバイト,ディスク500Gバイト,Windows 7 x64)では,マイクロソフトの表計算ソフト「Excel 2007」が1秒かからずに起動する。開発ツール「Visual C++ 2008 Express Edition」の起動は,1度目は1秒かかったが,2度目と3度目は1秒かからなかった。

 Windows開発者向け情報が詰まった「MSDNライブラリ」のビューアーは,1度目が2秒,2度目と3度目が1秒だった。Windows技術者向けの「Technetライブラリ」も同様だ。

図1●Javaの統合開発環境として有名な「Eclipse」は,1度目が8秒で起動した。2度目と3度目は7秒だった
図1●Javaの統合開発環境として有名な「Eclipse」は,1度目が8秒で起動した

 オープンソースの統合開発環境として有名な「Eclipse」は1度目が8.013秒(図1),2度目が6.914秒,3度目が6.898秒だった。エンバカデロ・テクノロジーズの開発ツール「Delphi 2010 Architect」は,1度目が11秒,2度目と3度目が7秒だった。CPUがデュアル・コアでさほど速いものではないにもかかわらず,アプリケーションの起動時間は驚くほど短い。

>>3Gバイトのディスク・キャッシュが寄与
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