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芦屋広太一つ上のヒューマンマネジメント

5分で人を育てる技術 (32)仕事で役立った“質問のしかた”7パターン

2007/10/17

 前回は藤井に「説得力」に関するアドバイスをしました。仕事では「分かりやすく説明する」とともに,「説得する」という行為も非常に大事になります。そこで,7つのテクニックを紹介しながら,「説得力を持たせる」ために何が必要かを考えてもらうことにしました。

 さて,今回は「質問」に関する話です。これは非常に重要です。「質問」には多くの目的があり,それに応じて具体的な質問話法も変わってきます・・・通常よく使うのは「情報を得る」ための質問だと思いますが,それだけではありません。

 「他人の理解を深める」ための質問,「他人に好意をもってもらう」ための質問,「相手の頭を整理する」ための質問など,多様な質問があります。私はこれらの「質問」を目的別に上手く使うことで,仕事を円滑に進めることができました。そこで,今回はこれに関する話をしましょう。

 今回も,“仕事に役立つ7つの科目”の「(3)説得的会話」に関するノウハウがテーマです。なお,今回のPDFファイルでは「芦屋式『質問のしかた7パターン』スキルアップ・シート」を付録として用意しましたので,質問力を高めたい方,質問テクニックを部下に教えたい方はご活用下さい。

質問には多くの目的がある

芦屋:藤井,坂本,「分かりやすく話す」,「説得力をもって話す」は一通り説明したので,今日は「質問の技術」について考えていこう。質問は奥が深い。「質問する」という行為もその目的はさまざまだ。では問題。藤井,その目的をいってみて?

藤井:そうですね。何かを聞いていて,もっと知りたい場合。深く確認したい場合ということですかね。

芦屋:そう。他にない。坂本?

坂本:急には思いつかないですね。質問なんか無意識だから・・・意図して質問はあまりしていないんじゃないかな。だから,目的なんかあまり考えたことがなかったな。

芦屋:そう。普通は質問は無意識なことが多い。話を聞いていて頭に浮かぶ疑問を確認する。それが質問の自然な形だな。でも,質問はもっと戦略的に使うことが重要だ。

坂本:戦略的に?

芦屋:そう。目的に合わせて相手に質問し,望ましい結果を得るということ。それが僕がしてきた質問だ。

藤井:難しそうですね。

芦屋:そんなことはないよ。僕も上司に教えてもらったらそんなに難しくなかった・・・だから,今から僕が整理してきた目的別・・・用途別の質問基本話法を説明するよ。そうだな,名前は「仕事で役立った"質問のしかた"7パターン」としよう。繰り返しになるけど,僕が今までやってきたことをまとめてある。当然,君たちのオリジナルでいいのだけど,最初のシード(種)話法として説明するよ。

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著者プロフィール

芦屋 広太(あしや こうた)
 システムアナリスト/教育評論家。SE,PM,システムアナリストとしてシステム開発・システム統合などを経験。この過程で調査・分析した内容を「ヒューマンスキル教育」としてモデル化。将来を担う人材研究に利用する。著書にITproでの連載をまとめた「ITエンジニアのための人を動かす9の基礎力と27のエクササイズ」(日経BP社),「ITエンジニアのための仕事を速くする7の基礎力と9のエクササイズ」(同),「「たった一行」で思いどおりに仕事を動かすメールの書き方・返し方(インプレスジャパン),「仕事を成功させる[芦屋式]コミュニケーション5つの技術」(ソーテック),「IT教育コンサルタントが教える 仕事がうまくいくコミュニケーションの技術」(PHP研究所),「SEのためのヒューマンスキル入門」(日経BP社),「Dr芦屋のSE診断クリニック」(翔泳社),「話し過ぎない技術(毎日コミュニケーションズ)」などがある。Twitter:@hongojk、facebook:kouta asiya(clinic@a-ron.net)。

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