米Google,米Yahoo!,米Microsoftの3社は,Webサイト管理者が自サイトの情報を送信して検索用インデックスへの反映を強化する技術「Sitemaps 0.90」に,各社の検索エンジンを対応させる。3社が米国時間11月16日に明らかにしたもの。

 WebサイトのURLリストや最終更新日や変更頻度などをXML形式で記述し,Sitemapsのサーバーに送ると,対応している検索エンジンによるクロール処理を効率化できるという。「その結果,検索用インデックスの内容が改善し,高品質で新鮮な検索結果が得られるようなる」(Google)

 SitemapsはGoogleとYahoo!が共同で開発に取り組み,Googleがバージョン0.84の使用を2005年6月に開始した(関連記事:その1その2)。Googleに加えYahoo!とMicrosoftが対応することで,Webサイト管理者は同じ形式のデータで複数の検索エンジンに情報を送信できる。

 Sitemapsプロトコルの詳細は,Webサイトで公開する。Google製品マネージャのGrace Kwak氏が11月15日に投稿したブログ記事によると,ライセンスはクリエイティブ・コモンズのAttribution-Share Alike(帰属-同一条件許諾)を適用するという。

 米メディア(InfoWorld)によると,Yahoo!は11月16日よりSitemaps対応を始めたが,これまで使っていたSitemapsと同じ目的の異なるプロトコルは継続使用するという。さらに同メディアは,「Microsoftが2007年の早い時期に既存のプロトコルの使用をやめて,Sitemapsに移行する」と報じている。

[発表資料]
[Kwak氏の投稿]