米NVIDIAとメディア処理用API開発を手がける業界団体Khronos Groupは,「OpenMAX IL(Integration Layer)1.0」の公開デモを実施することを米国時間1月4日に発表した。デモは,米ラスベガスで開催される「2006 International CES」にて公開される。

 OpenMAX IL 1.0は,メディア・コンポーネントのインタフェースを定義するオープン標準規格。同規格により,組み込み機器上のストリーミング・メディアのフレームワークに,コーデックを迅速に統合可能になると同社は説明している。

 同デモでは,NVIDIA社のモバイル向けグラフィックス処理用のLSI「GoForce 3D」上にOpenMAX ILを実装し,MPEG-4形式のビデオを入力,デコード,表示するストリーミング・メディアのパイプラインを作成する。OpenMAX ILを利用することにより,パイプラインに異なるコーデックを挿入したり,処理設定の変更を容易にできるようになるという。

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