米Charter Communications,日本ビクター(JVC),三菱電機傘下の米Mitsubishi Digital Electronics America,米NBC Universal,韓国Samsung Electronics,米Sun Microsystemsの6社が,高品位オーディオ/映像(HDAV)製品の設計ガイドラインを策定する団体「High-Definition Audio-Video Network Alliance(HANA)」の結成を,米国時間12月14日に発表した。
HANAガイドラインは,高精細テレビ(HDTV),次世代DVDプレーヤ,パーソナル・ビデオ・レコーダ(PVR),ケーブル・テレビ(CATV)用セットトップ・ボックス,ホーム・シアターなどを対象とする。同ガイドラインに対応した製品は,2007年開催予定の消費者向け電子機器の展示会「2007 The International Consumer Electronics Show(CES)」に出展できると見込む。
HANAの目的について,Samsung社上級副社長のHeemin Kwon氏(同氏はHANA会長に就任した)は「サービス品質(QoS),使いやすさ,コンテンツ保護といった要件に対応する単一のゴールに向けて,コンテンツ・プロバイダ,家電メーカー,サービス・プロバイダ,ITベンダーを結束させる」と述べる。ガイドラインは既存の技術と仕様をベースに策定する。提供予定の機能は以下の通り。
- QoSを損なわず同時に5チャンネル以上のHDコンテンツを表示/一時停止/記録する
- 家庭内すべてのHDコンテンツ表示/一時停止/記録をセットトップ・ボックス1台で済ませる
- パソコンやAV機器でコンテンツを保護しつつ共有する
- すべてのAV機器操作とコンテンツ利用をリモコンだけで可能にする
- ネットワーク接続に必要なケーブルは1本だけにする
HANAは,米家電協会(CEA:Consumer Electronics Association),Cable Television Laboratories(CableLabs),米映画協会(MPAA:Motion Picture Association of America),Advanced Television Systems Committee(ATSC),1394 Trade Association(1394 TA)などの業界団体/標準化組織との協議も進める。また,2006年前半には,Advanced Access Content System(AACS)やOpen Media Commonsなどのデジタル著作権管理(DRM)技術に対応する活動を予定している。
HANAには,結成発表を行った6社のほか英ARMと米Motorola傘下の米Freescale Semiconductorが創立メンバーとして,米PulseLINKが賛助メンバーとして参加する。
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