米Intelliseekは米国時間10月24日に,米Apple Computerの携帯型音楽プレーヤ「iPod」のユーザーとインターネットにおける情報発信活動の関係について調査した結果を発表した。それによるとiPodユーザーは,MP3プレーヤの非ユーザーと比べてブログを作成している割合が2倍上回っており,インターネットでのメディア発信源となっている可能性が高いことが明らかとなった。「この傾向はiPodのビデオ・コンテンツ導入により,さらに高まる」(同社)

 調査は2005年8月,オンライン・ユーザー660人に対して実施したもの。iPodユーザーがオンラインでコンテンツを作成および配信する割合は,他のMP3プレーヤ・ユーザーと比べても高いという。

 iPodユーザーは,MP3プレーヤの非ユーザーと比べて,携帯電話でテキスト・メッセージを交換する割合が2.5倍(iPodユーザー59%,非ユーザー24%),カメラ付き携帯電話で写真を撮る割合が3倍(同45%,同15%),ビデオ・クリップや映画をパソコンにダウンロードする割合が3倍(同47%,同16%)だった。

 また,iPodユーザーは非ユーザーと比べると,デジタル・ビデオ・レコーダ(DVR),PDA,デジタル・カメラ,ノート・パソコン,携帯電話を保有している割合がかなり高い。

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