米iUploadは,企業におけるブログ導入について調査した結果を米国時間10月17日に発表した。ブログの導入は,企業の規模や業界を問わず進んでおり,調査回答者の89%が「ブログを導入中」または「ブログの導入を予定している」。

 調査は,iUpload社と調査会社の米Guidewire Groupが2005年9月に共同で実施したもの。マーケティング幹部向け専門誌「CMO Magazine」の読者5000人に対して電子メールを送付し,140人から回答を得た。

 50%以上が過去1年間に1つ以上のブログを導入しており,急速な普及ペースに入ったことを示している。ブログを3年以上にわたって利用している回答者は10%未満だった。

 ブログ導入の成果として,社内では「コミュニケーションの向上」(77.4%),社外では「ブランド認知度の向上」(78%)が挙げられた。

 ブログ導入を妨げる要因は,技術そのものにはあまり関係がない。ブログを使用していない企業の57%は,導入しない理由として「メリットが定かではない」と述べる。導入済み企業の42%は「ブログを導入するという意気込みを維持することが,成功への最大のカギとなる」としている。

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