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日経マーケット・アクセス

仮想化ソフトは「業務にかかわる」が8割超,Ajaxは「理解している」40%強,SaaSは「利用計画なし」が約9割

2007年2月調査:キーワードの認知度・業務への影響・利用状況

2007/03/21
千田 淳=日経マーケット・アクセス
出典:日経マーケット・アクセスINDEX:企業情報システム 2007年1月調査  
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

 日経マーケット・アクセスが実施している企業情報システム担当者への調査では,最新あるいは注目のIT関連キーワードを毎月三つずつ挙げて,その認知度,業務への影響と利用の状況について聞いている。2007年2月調査では,「仮想化ソフト(IAサーバー用)」「Ajax」「SaaS」という技術系で最近注目度の高いキーワード三つを取り上げた。

 「仮想化ソフト(IAサーバー用)」の認知度は,「業務に通用する十分な知識がある」と「内容をある程度理解している」を合わせると46%強,2006年12月調査の「ブレード・サーバー」とほぼ同スコアだった。業務への影響度は,回答者の4分の1強が「自分の業務と深い関わりがある」,約54%が「今は関わりがないが,将来関係するかもしれない」とし,あわせて81.0%。これは「ITIL」(2007年1月調査)や「シンクライアント」(2006年11月調査)に近い数字だ。利用状況も「全社的に運用」こそ2%弱とやや低いが,「一部で運用」と「一部で試験運用」がそれぞれ1割弱,「導入計画中」が15%強と比較的高め。この切り口でも「ITIL」と似た傾向を示した。

 「Ajax」も認知度は高めで,「業務に通用する知識あり」と「ある程度理解」を合わせると40%強。「聞いたことがない」が30%強で「シンクライアント」に近い。業務への影響度では「深い関わりがある」が約19%にとどまったものの,「将来関係するかもしれない」が約57%と高めで,傾向としては「BPM」(2006年10月調査)や「IA-64」(2006年11月調査)に近い。利用状況も「シンクライアント」や「IA-64」と似たスコアになった。

 「SaaS」は「聞いたことがない」が5割弱と高く「業務に通用する知識あり」は3%にも満たず,認知度の点では苦戦。業務への影響度は「将来関係するかもしれない」が6割近く,将来性はある程度期待されている。しかし利用状況は,「導入/利用計画はまだ具体化していない」が約87%と高率。全体として2006年12月調査の「WiMAX」や2007年1月調査の「EA(エンタープライズ・アーキテクチャー)」に近い傾向だった。

◆注
 調査実施時期は2007年2月中旬,調査全体の有効回答は1150件,うち情報システム担当者の有効回答は484件。
 「認知度」は四択の質問で「業務に通用する十分な知識がある」を5,「内容をある程度理解している」を3.67,「名前だけは聞いたことがある」を2.33,「聞いたことがない」を1点にスコア換算した。
 同様に「業務への影響」は三択で「自分の業務と深い関わりがある」を5,「今は関わりがないが,将来関係するかもしれない」を3,「自分の業務には関係ない」を1点に換算。
 「応用/利用状況」は五択で「全社的に運用されている」を5,「一部の部門,業務で運用されている」を4,「一部の部門,業務で試験的に運用されている」を3,「導入を計画している」を2,「導入/利用計画はまだ具体化していない」を1点に換算した。

図1●情報システム担当者の最新キーワードの認知度・業務への影響・利用状況

図2-1●情報システム担当者の最新キーワードの認知度

図2-2●情報システム担当者の最新キーワードの業務への影響

図2-3●情報システム担当者の最新キーワードの利用状況


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