日経マーケット・アクセスが企業の情報システム担当者を対象に行った調査で,2006年11月に導入したノート・パソコンのメーカーと台数を聞いた(複数回答)。

 購入製品のメーカー数のトップはデル(93)。デルは2006年10月調査以来3カ月連続で“購入メーカー数”の3部門首位を獲得した。しかしここでも11月調査(10月の導入実績)に比べると2位グループのNEC(85),富士通(77)がデルとの差を大幅に詰めた。

 購入台数は日本HPが7000台弱で圧倒的なトップ。回答総数の約4割を占める。今回から“大量一括導入”の回答を集計対象外とした(下記の注釈を参照)ことで,2万2200台分の回答が対象外となっている。今回の日本HPの台数も,実際にはほとんどが「3800台」と「3000台」の2回答によるものだが,ともにコンピュータ関連以外の業種に属する回答者からのものだったため,対象外とならず“有効”扱いとなった。この2回答を差し引くと首位は2400台強のNEC(1回答の最大は600台)となる。

◆注
 調査実施時期は2006年12月上旬~中旬,調査全体の有効回答は6066件,うち情報システム担当者の有効回答は1294件。回答者の勤務先の情報システムの構成要素として,正式発注や契約など当該月に購入が確定したもののみが対象で,「過去に発注済みのパソコンが当該月になって納品されたもの」「回答者の個人用パソコンの購入」は除外している。
 2006年12月調査から「業種がコンピュータ関連で,当該メーカーの全導入台数の過半数を占める」大量一括導入の回答を集計対象外とした。これにより2006年12月調査では,ノート型では2万2200台(1回答あたり約55.8台に相当)分の回答が除外された。
 2006年9月調査(8月の導入実績)の結果は11月1日付け記事,2006年10月調査(9月の導入実績)の結果は12月6日付け記事,2006年11月調査(10月の導入実績)の結果は12月25日付け記事を参照。

図●前月(2006年11月)のノート・パソコンの導入台数(n=398)