米Microsoftが約1カ月半前にリリースした「Office for iPad」アプリケーションのダウンロード数が、約2700万回に達した。米誌「Windows IT Pro」の記者でMicrosoftウォッチャーとして知られるPaul Thurrott氏がツイートしたほか、複数の米メディアが報じている。

 米Business Insiderによると、テキサス州ヒューストンで現地時間2014年5月12日に開幕したMicrosoft主催のカンファレンス「TechEd」において、同社Office部門担当ジェネラルマネージャーのJulia White氏が、基調講演で2700万ダウンロード達成を発表した。

 Microsoftは3月27日に、米Appleの「iPad」に最適化したOfficeアプリケーション「Word for iPad」「Excel for iPad」「PowerPoint for iPad」の無償提供を開始した。iPadユーザーは、Word文書やExcelスプレッドシート、PowerPointプレゼンテーションを閲覧できるほか、クラウド版グループウエアサービス「Office 365」にサブスクリプション登録していれば新規作成および編集も行える(関連記事:Microsoft、iPad向けOfficeアプリケーションを無償提供開始)。

 リリース1週間後には、Office for iPadアプリケーションと同時に新版を公開した「OneNote for iPad」を含め、合計1200万ダウンロードを突破している(関連記事:MicrosoftのiPad版Office、1週間で1200万ダウンロード突破)。

 46日間で2700万ダウンロードということは、1日あたり平均58万7000ダウンロードが行われていることになる。これは「膨大な数字だ」と米TechCrunchは指摘している。Word for iPadが最も人気があり、iOSアプリケーションのランキングでは米国で11位に付けているほか、109カ国でトップ100に入っているという。