写真●日本マイクロソフトのOfficeビジネス本部本部長で業務執行役員のロアン・カン氏
写真●日本マイクロソフトのOfficeビジネス本部本部長で業務執行役員のロアン・カン氏
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 2月27~28日に都内で開催中の「Cloud Days Tokyo/ビッグデータEXPO/スマートフォン&タブレット」(主催:日経BP社)のセミナーで、日本マイクロソフトのOfficeビジネス本部本部長で業務執行役員のロアン・カン氏(写真1)が27日、同日に提供を開始したばかりの「新Office 365」について講演した(関連記事)。

 カン氏は「本日この講演以降、世界中で新しいOffice 365が提供される。日本ではすでに、日本航空や丸紅などの大企業をはじめ、アスクルやブックオフコーポレーションなどの中堅企業まで、多くの企業がクラウドのメリットを活用するためにOffice 365を活用している」とアピールした。

 新Office 365では、Office365 ProPlusというOfficeアプリケーションをクラウド化した機能を提供する。SaaS形態での利用に加えて、パソコン上に最小限のコンポーネントをインストールした上で、必要に応じて各機能のモジュールをストリーミング経由で利用する機能を持つ。 カン氏は「Office365 ProPlusでは、オンプレミスの機能をクラウドで利用できる。また、作業中の状態が随時クラウド上に保存され、別の端末で同じデータを開いても、以前の作業を終えた状態から再開できる」と説明した。

 エンタープライズソーシャル機能についても言及。「SharePoint Onlineや買収したYammerが利用可能。ニュースフィードでコメントやドキュメントをフォローしたり、ブレストなどでアイデアを交換したりできる」と導入価値を訴えた。

 最後に導入企業の事例紹介ビデオを上映。Office 365 ProPlusを試用している日本たばこ産業(JT)とエンタープレイズソーシャルツールを使ってブレーンストーミングを実施しているカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)を取り上げた(関連記事1関連記事2)。カン氏は「現在Office 365を使っているユーザーは、いずれは ProPlusに移行するだろう」と新製品に対する自信を見せた。