レンタルソフト店「TSUTAYA」や、異業種共通ポイントカード「Tカード」などを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は2013年2月27日、全社のコミュニケーション基盤として日本マイクロソフトのクラウド型サービス「Office 365」の採用すると発表した。

 2013年9月をメドに、グループ全社員約2200人にOffice 365のアカウントを配布し、利用を始める。対象は本部とTSUTAYA直営店(約80店舗)の社員。経営主体が異なるフランチャイズ店(約1400店舗)については対象外だが、将来は展開する可能性があるという。

 CCCは従来、マイクロソフトの「SharePoint Portal Server」「Exchange Server」のサーバーを自前で運用し、社内メールやスケジュール・プロジェクト管理、資料共有などに利用してきた。これをクラウド環境のOffice 365に置き換え、サーバー運用負荷の低減を狙う。

 これまでの社内システムには無かった機能として、社員を軸としたSNS関連機能の活用も予定している。Office 365にはFacebookのようにユーザーをフォローしたり、投稿文書に対してコメントや「いいね」を付けたりする機能がある(関連記事)。CCCはこれを活用して社内コミュニケーションの促進を図る。

 Office 365は、丸紅(関連記事)や日本航空(関連記事)なども全社規模で採用している。

[日本マイクロソフトの発表文書]