写真●オープンソースカンファレンス 2012 Tokyo/Springで行われた第7回 日本OSS貢献者賞と奨励賞の表彰式
写真●オープンソースカンファレンス 2012 Tokyo/Springで行われた第7回 日本OSS貢献者賞と奨励賞の表彰式
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 日本OSS推進フォーラムは2013年1月30日、「第8回 日本OSS貢献者賞、日本OSS奨励賞」の推薦募集を開始した。オープンソースソフトウエア(OSS)に貢献した個人やグループを募集する。推薦は自薦、他薦を問わない。締め切りは2013年2月11日。

 日本OSS貢献者賞は、影響力のあるOSSプロジェクトを創造・運営した開発者に与えられる賞。また開発者以外でも、コミュニティの形成、OSSの認知、ドキュメンテーション、人材育成、標準化などへの貢献者も対象となる。これまで、まつもとゆきひろ氏や鵜飼文敏氏、ひがやすを氏、平林俊一氏、吉藤英明氏、小山哲志氏、笹田耕一氏、石井達夫氏、奥地秀則氏、宮原徹氏、小崎資広氏、瀧田佐登子氏、酒徳峰章氏、須崎有康氏、武藤健志氏、法林浩之氏などが受賞している。

 日本OSS奨励賞は、おおむね最近の1年間に特に優れた成果を出したり、活動したりした個人およびグループに与えられる賞。若いOSS開発者などが対象となる。これまでの受賞者は新井紀子氏、高木正弘氏、寺島広大氏、古橋貞之氏、山形県立寒河江工業高等学校、LOCAL、OSGeo財団日本支部、しまねOSS協議会など。2012年には、中学2年生でRubyの最年少コミッター(Rubyのソースコード改変権限を持つ中核開発者)となった福森匠大氏(関連記事:驚異の「スマホ世代」 - Rubyの最年少コミッターとして活動)、Linuxカーネルに改良コードが採用された中学生の矢倉大夢氏(関連記事:驚異の「スマホ世代」 - 「未踏プロジェクト」に挑む高校生)らが受賞した。

 表彰式は2月22日に、オープンソースカンファレンス2013 Tokyo/Springで行う(関連記事:「開発者に大切なこと」日本OSS貢献者賞表彰---OSC 2012 Tokyo/Spring レポート)。推薦方法など詳細は、日本OSS推進フォーラムのWebサイトに掲載している。