2011年2月14日に開幕したモバイル展示会「Mobile World Congress 2011」(MWC 2011)に初めて大規模な出展ブースを構え、Androidを前面に押し出した展示を行っている米グーグル(関連記事:米グーグルがMWCに初の展示ブース出展、最新Android端末が勢ぞろい)。通信機器メーカーや通信事業者とは一線を画す、その展示ブースを詳しくお伝えしよう。

 グーグルが出展しているのは「Hall8」という建屋だ。その通路の床を見ると、Androidのマスコットキャラクターである「ドロイド君」の案内表示がいたるところにある(写真1)。矢印通りに進めば、無事、グーグルのブースに到着するという寸法だ。

 ブースに着くと、巨大なドロイド君が目に入る。なんとこれはすべり台(写真2)。ブースは1階と2階に分かれており、2階から1階へは階段だけでなく、このすべり台を使ってすべり降りることもできる。さらにブースのカウンターには、実際にすべり降りた人の写真が飾ってあり、さながらアミューズメント施設のジェットコースターのような雰囲気だ。

写真1●Hall8の通路床にあるグーグルのブースへの案内表示
写真1●Hall8の通路床にあるグーグルのブースへの案内表示
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写真2●グーグルのブースに設置されたすべり台
写真2●グーグルのブースに設置されたすべり台
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 Android搭載スマートフォンも最新機種が操作できるだけでなく、ほぼ全機種を見ることができる(写真3)。ベルトコンベアのように動く展示台に乗せられたAndroid端末の機種数は、なんと100機種以上。メーカーも多岐にわたり(写真4)、最新機種から以前の機種までほぼ網羅されている。

写真3●動く展示台に乗せられたAndroid搭載端末
写真3●動く展示台に乗せられたAndroid搭載端末
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写真4●各社のAndroid搭載端末がタッチ操作で確認できる
写真4●各社のAndroid搭載端末がタッチ操作で確認できる
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 今回のブースはAndroidの開発者コミュニティを応援するものでもあり、ブース内にはテーマに基づいてデザインされたドロイド君(写真5写真6写真7写真8)の周りに小規模なデモスペースが設けられており、様々なAndroidに関するアプリやソリューションを見ることができる。

 なおITproでは、Bar Androidの協力のもと、2月14日に続き、日本時間2月15日22時30分ころからUstreamでグーグルを中心としたAndroid関連ブースを実況する予定だ(関連記事:雪の渋谷で“バルセロナ祭り”、Bar AndroidでMWCをUstream中継、URLはhttp://www.ustream.tv/channel/mwc2011)。

写真5●「Multimedia」をテーマにしたドロイド君
写真5●「Multimedia」をテーマにしたドロイド君
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写真6●「Stop til you drop」をテーマにしたドロイド君
写真6●「Stop til you drop」をテーマにしたドロイド君
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写真7●「Out & About」をテーマにしたドロイド君
写真7●「Out & About」をテーマにしたドロイド君
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写真8●「In the know」をテーマにしたドロイド君
写真8●「In the know」をテーマにしたドロイド君
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■変更履歴
記事公開当初、冒頭で「2010年2月14日に開幕したモバイル展示会」としていましたが、正しくは「2011年2月14日に開幕したモバイル展示会」です。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2011/02/15 17:50]