米Appleは米国時間2011年1月22日、同社のモバイルアプリケーション配信/販売サービス「App Store」におけるダウンロード件数が100億件を突破したと発表した。過去1年間に70億件のダウンロードが行われ、App Storeを開設してから2年半での100億件達成となった。

 100億件目のアプリケーションは無償ゲーム「Paper Glider」で、ダウンロードしたのは英ケント州のGail Davis氏だった。同氏には、デジタル音楽管理サービス「iTunes」で利用できる1万ドル相当のギフトカードが贈呈される。

 App Storeでは、同社のスマートフォン「iPhone」と携帯型メディアプレーヤー「iPod touch」、およびタブレット型コンピュータ「iPad」向けのアプリケーションを提供しており、現在35万種類以上が登録されている。2008年7月にスタートし、2009年4月には10億ダウンロードを達成した。開始1年後の2009年7月に15億ダウンロードを超え、9月には20億件突破と利用が加速。2010年1月に30億件を記録した(関連記事:Apple、「App Store」のダウンロード件数が30億件を突破)。また同社はパソコン用アプリケーションの同様のサービス「Mac App Store」を今年1月6日に開始している(関連記事:Appleが「Mac App Store」をオープン、有料/無料アプリが約1000本)。

 モバイルアプリケーション配信に関してはモバイル関連企業各社が追随しており、フィンランドのNokia、カナダResearch in Motion、米Google、米Microsoftなどが同様のサービスを立ち上げている。

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