2010年-2011年冬春モデルとして、新たにiモード端末18機種、スマートフォン4機種などの市場投入を発表したNTTドコモ(関連記事)。2010年11月8日の発表会後、同社の山田隆持代表取締役社長は記者団の取材に対し、新規販売数でスマートフォンがiモード機を抜く時期について「2013年ごろ」との見方を示した。
山田社長はスマートフォンと現状のiモード機の将来像について、「あと2年か3年くらい先になると、何がiモード機で何がスマートフォンかわからないような機種になったら最高と思っている。『機種変更したら、たまたまスマートフォンでした』といったことになれば良い」と展望した。現在、iモード向けに提供しているサービスをスマートフォンにも展開していく意向を示し、その例として「iコンシェル」を挙げた。
また、スマートフォンの良さを「オープンアプリケーション」と説明した。「これをiモードにぜひ入れたいと思って、iモード版ドコモマーケットを作った」(山田社長)。iモード版ドコモマーケットはiモード機向けに、iアプリ、音楽、電子書籍を販売する“市場”である(関連記事)。
なおNTTドコモは同日、今回の発表に先駆けてアプリ開発者向けに公開していた「ドコモマーケット iアプリ提供者向け情報」を更新した。これまで暫定版だった「ドコモマーケット(iモード)サービスガイドライン」「技術資料」「開発ツール」を、正式版として公開した。