米Microsoftは米国時間2009年12月17日、次期アプリケーション開発プラットフォーム「Visual Studio 2010」および次期アプリケーション・プラットフォーム「.NET Framework 4」の正式版リリースを、計画していた2010年3月22日から数週間延期すると発表した。

 延期の理由は、2009年10月に公開したベータ2版(関連記事:Microsoft、「Visual Studio 2010」「.NET Framework 4.0」のベータ2版を公開へマルチコア対応アプリ開発やバグ報告を効率化、MSが「Visual Studio 2010」ベータ2版を一般提供)で起きたパフォーマンス上の問題を検証し解決するためとしている。

 Microsoftが公開したVisual Studio 2010と「.NET Framework 4」のベータ2版については、特に仮想メモリーを使用するときにパフォーマンスが悪化する問題が指摘された。同社によれば、現在パフォーマンスを向上するための改良を進めており、かなりの成果をあげているという。

 改良した部分の検証が必要なため、新たなリリース候補(RC)版の公開日を2010年2月ごろに設定した。正式版のリリースは、RC版のフィードバックへの対応を終えた後になる見込みだ(関連記事:米Microsoft、2010年3月にVisual Studio 2010を出荷開始)。

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