写真●2009年3月末の提供を予定する「ホワイトオフィス」のサービス・イメージ
写真●2009年3月末の提供を予定する「ホワイトオフィス」のサービス・イメージ
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 ソフトバンクモバイルとソフトバンクテレコムは2008年12月15日,企業の固定電話と携帯電話との間を,内線番号を利用して定額で通話できる法人向けFMC(fixed mobile convergence)サービス「ホワイトオフィス」を2009年3月末をめどに開始すると発表した。料金などの詳細は未定で,準備が整い次第発表する。

 ホワイトオフィスは,携帯電話を企業の内線電話として利用できる点が特徴。ソフトバンク3Gの携帯電話同士,ならびにソフトバンク3Gの携帯電話とソフトバンクテレコムの直収電話「おとくライン」を契約している社内の固定電話との間を内線番号で発着信できる(写真)。内線電話の通話料金は定額にする予定で,保留や転送などの機能も提供する。企業はホワイトオフィスの導入で通信コストの削減や生産性の向上などを期待できるとしている。

 なお,両社はソフトバンクモバイルの携帯電話「ホワイトプラン」と,ソフトバンクテレコムの直収電話「おとくライン」との間の通話を定額で利用できる「ホワイトライン24」も2008年6月に投入した(関連記事)。ホワイトオフィスは同じ定額でも,内線電話として利用できる点がホワイトライン24と大きく異なる。

 移動電話と固定電話の内線定額を実現するFMCサービスは,ウィルコムが「W-VPN」の名称で2007年末から提供している(関連記事)。またKDDIも「KDDIビジネスコールダイレクト」の名称で同様のサービスを2009年春に提供する予定である(関連記事)。

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