米Hewlett-Packard(HP)は米国時間2008年8月26日,大手ITサービス・ベンダー米EDSの買収が完了したと発表した。買収額は139億ドル。同社にとっては,2002年に完了した米Compaq買収に次ぐ大型買収となった。

 2007年度末時点の両社のサービス事業を合わせると,売上高380億ドル以上,従業員21万人となり,事業範囲は世界80カ国に及ぶ。

 買収によりEDSは,HP傘下の事業部門となる。現CEOのRon Rittenmeyer氏が引き続きトップを務め,現在本社がある米テキサス州プレーノに今後も拠点を置く。また,HPのTechnology Solutions Groupが担当してきた業務のうち,アウトソーシング・サービスと,コンサルティングおよびインテグレーション・サービスの一部をEDSに移管する。

 HPがEDSの買収を発表したのは今年5月13日(関連記事:米HPが米EDS買収を正式発表,139億ドル投じITサービスを強化)。その後,米当局やEUからの承認を受けた(関連記事:HPによるEDS買収計画,米当局に続きEUも承認)。

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