米Hewlett-Packard(HP)は米国時間2008年7月25日,同社の米EDS買収計画について,欧州連合(EU)の欧州委員会(EC)が承認したと発表した。

 HPは今年5月13日にEDSを総額約139億ドルで買収することを発表し(関連記事:米HPが米EDS買収を正式発表、139億ドル投じITサービスを強化),6月30日には,米独占禁止法「Hart-Scott-Rodino Antitrust Improvements Act of 1976(HSR Act)」に基づく待機期間が終了した。

 今回,米当局に続いてEUの承認を得たが,手続きが完了するためには,他の地域の当局とEDS株主からの承認なども必要となる。EDS株主の投票は7月31日に行われる予定。

 またHPは,買収計画発表後にHP株主が起こした訴訟について,和解の方向で合意したことを明らかにした。原告はすべての訴訟を取り下げる。和解条件として,買収成立は2008年8月18日以降としてる。

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