米ヒューレット・パッカード(HP)は2008年5月13日、大手ITサービス・ベンダーの米EDSを139億米ドル(約1兆4456億円)で買収すると発表した。EDSの07年度の売上高は約220億ドル(約2兆2800億円)。HPはEDSの1株を25ドルで買い取る。HPは今回の買収により、サービス分野の売り上げが2倍になると予測している。買収は2008年第2四半期にも完了する見込み。

 買収後、サービス分野についてはEDSの名称を継続して利用する計画。HPとEDSの組織を再編する。米HPのマーク・ハードCEO(最高経営責任者)は「EDSとの合併により、グローバルなITサービス分野でより強固な勢力を作り出す」と説明。米EDSの強みであるアウトソーシングを中心にサービス事業を強化していく。