日本通信は2008年2月6日,NTTドコモの携帯電話で米グーグルのメール・サービス「Gmail」を利用できるサービス「ConnectMail(Gmail対応版)」を開始すると発表した。ユーザーはドコモのiモード端末を使い,「ユーザー名@gmail.com」のアドレスでメールを送受信できる。年間利用料は4800円。同サービスのサイト(http://www.keitai-pc.com/)で本日から受け付けを開始した。

 ConnectMailは,日本通信のネットワークをNTTドコモの「iモード移動無線装置接続用パケット交換機」と相互接続することで実現している。iモードの接続先設定を「日本通信」に変更すると,日本通信のネットワークを介してグーグルのメール・サーバーに接続する。

 操作方法はiモード・メールと同じ。携帯電話からメールを送信すると,アドレスが「ユーザー名@gmail.com」になる。Gmailあてに届いたメールは携帯電話にプッシュ配信される。携帯電話で受信したメールはGmail側にもそのまま残る。なお,iMenuボタンを押した場合はNTTレゾナントの「モバイルgoo」を表示する仕様になっている。

 日本通信は同様の仕組みを使い,すでにiモード端末で会社アドレスを利用(ケータイPC化サービス,関連記事)したり,米アップルの「.Mac」のアドレスを利用(ConnectMail(.Mac対応版),関連記事)したりできるサービスを展開している。ユーザーの要望に応じて対応サービスを今後増やしていく予定である。

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