NTTドコモは1月7日24時(8日0時)にPHSサービスを終了する。2007年12月末時点でのユーザー数は15万5000契約だった。PHSサービスの終了と同時に,NTTドコモとの契約は解除される。

 ドコモPHSで通話中に7日24時を迎えたユーザーについては「極端に長い場合を除き,途中で切断せず通話を続けられるようにする」(NTTドコモ)とした。

 NTTドコモが自社PHSユーザーに提供していた携帯電話への乗り換え優遇措置は7日で終了となる(優遇措置の発表資料)。8日以降はユーザーとNTTドコモの契約がなくなるため,旧PHSユーザーも通常の新規契約の扱いになる。なお,ウィルコムのPHSに同番移行できるサービスを提供していた(関連記事)が,これは2007年10月31日に受け付けを終了。同番移行を伴わないウィルコムPHSへの乗り換え優遇措置も同年12月10日に終了している。

 NTTドコモは,競争力の低下とFOMAへの事業集中を理由に,2005年2月にPHSサービスの新規受け付け停止を発表(関連記事)。同年4月30日に新規申し込みの受付を停止した。2006年1月には,2007年内にPHSサービスを終了すると発表していた(関連記事)。