携帯電話事業者各社は4月6日,2007年3月分の番号ポータビリティ(MNP)による増減数を明らかにした。春商戦の最大の山場となる3月もKDDIだけがMNPによる純増を記録し,2006年10月24日のMNP開始から一人勝ちが続いている(11月分12月分1月分2月分)。なお,KDDIは新規を含めたau単独の契約数が「過去最高」(広報)となる71万1700の純増を記録した。

 KDDIは転入と転出を差し引いて約14万8200の増加(内訳は非公開)。au単独が約15万4800の増加で,新規加入を停止しているツーカーが約6500の減少である(なお,ツーカーからauへの同番移行はMNPの対象外)。2月の約9万4700増から大きく伸ばした。

 残る2社はNTTドコモが約11万700の減少(内訳は非公開),ソフトバンクモバイルが約3万7700の減少。ともに2007年2月から減少幅が増えた。ソフトバンクモバイルの内訳は転入が8万400,転出が11万8100である。