ソフトバンクモバイルは1月25日,旧ボーダフォン時代の料金プランおよび割引サービスの申し込み受け付けを終了すると発表した。新規加入の申し込みは2月28日,既存加入者のプラン変更による申し込みは5月31日で受け付けを終了する。

 終了対象となる料金プランと割引サービスは表1の通り。ただし,終了対象となる料金プランや割引サービスを契約している加入者は,契約を変更しない限り,同じ料金体系のままサービスを利用できる。


表1 終了対象となる旧ボーダフォンの料金プランと割引サービス

 ソフトバンクモバイルは同日,ホワイトプラン(関連記事)の加入者向けの割引サービス「Wホワイト」を発表。ホワイトプランの月額基本料金980円に,さらに980円追加することで,他社事業者宛や午後9時から午前1時までの国内通話料が30秒当たり10.5円となる(写真1)。3月1日から販売を開始する。


写真1 Wホワイトを発表する孫正義・代表執行役社長兼CEO
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 同社は,これらホワイトプランやWホワイトを打ち出したことで,旧ボーダフォン時代の料金プランや割引サービスは事実上役割を終えたと判断し,受け付け終了に踏み切った。ホワイトプランの契約状況は順調で,既存と新規加入者を合わせて「(販売開始から)10日間で既に50万ユーザーを獲得した」(孫正義・代表執行役社長兼CEO)という。

割賦販売は4月以降も継続

 また孫社長は,端末の割賦販売を今後も継続することを表明した。現在,ソフトバンクモバイルは端末の割賦販売と通信料・基本料の割引をセットにした「新スーパーボーナス」を提供しているが,これは4月15日までの期間限定サービス。そこで4月15日以降は,新スーパーボーナスに代わる割賦販売のサービスを提供するとしている。

 ソフトバンクモバイルは同日,20色のカラー・バリエーションを持つ端末などを発表(関連記事)。加入者が利用シーンなどに合わせて,色違いの端末を複数台所有するようなケースを想定している。こうした場合,「新スーパーボーナス」の割賦販売によって,端末の買い増しがしやすくなると孫社長は説明した。