写真1 写真左から,ビックカメラの宮嶋宏幸・代表取締役社長,NTTドコモの熊谷文也・取締役執行役員営業本部長,KDDIの両角寛文・取締役執行役員常務,ソフトバンクモバイルの孫正義・代表執行役社長
写真1 写真左から,ビックカメラの宮嶋宏幸・代表取締役社長,NTTドコモの熊谷文也・取締役執行役員営業本部長,KDDIの両角寛文・取締役執行役員常務,ソフトバンクモバイルの孫正義・代表執行役社長
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写真2 “予想guy”とともに携帯番号ポータビリティへの意気込みを語るソフトバンクテレコムの孫正義・代表執行役社長
写真2 “予想guy”とともに携帯番号ポータビリティへの意気込みを語るソフトバンクテレコムの孫正義・代表執行役社長
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 モバイル番号ポータビリティ(MNP)開始初日の10月24日,ビックカメラは有楽町店本館前でMNP開始イベントを開催した。同社の宮嶋宏幸・代表取締役社長,NTTドコモの熊谷文也・取締役執行役員営業本部長,KDDIの両角寛文・取締役執行役員常務,そして昨日,電撃的に音声定額プランを発表した(関連記事1関連記事2)ソフトバンクモバイルの孫正義・代表執行役社長が登壇(写真1)。携帯電話事業者各社がMNP開始に向けた意気込みを語った。

 NTTドコモの熊谷取締役は,MNPは一過性のものではないことを強調。エリア,料金,端末,サービスのすべてを総合的に魅力あるものにするとし,「その成果が(MNPで)評価される」とした。KDDIの両角取締役は,「準備万端でスタートラインに立った。待ち焦がれていたMNPがやってきた」と他社からKDDIへ移るユーザーが多いとの前評判の高さをコメントにもにじませた。

 ソフトバンクモバイルの孫社長は,同社のCMキャラクターの“予想guy”とともに登壇(写真2)。会場を沸かせた。「機能も,コンテンツも日本一,価格も日本一安い。とことんいきたい」とMNPに対する意気込みを語った。

 MNPの開始によって携帯電話販売の主戦場は,携帯電話事業者単独のショップから,複数事業者の携帯電話を横並びで比較できる大手量販店に移ってくるとの見方があり,量販店の動向は今後のトレンドを判断する上でのカギとなる。ビックカメラの宮島社長は,23日までに約4000件のMNP事前申し込みがあったことを公表。「(各種調査などでは)MNPを利用する加入者は全体の7~8%と言われるが,手ごたえはそれ以上」との実感を述べた。