ソフトバンクモバイルは,10月23日に発表した(関連記事)音声定額サービス「ゴールドプラン」の利用条件や詳細を公開した。

 ゴールドプランでの実際の負担額は,契約当初の数ヶ月は月額2880円で利用できるが,その後は月額が5000円前後となることが,同社広報への取材により明らかになった。契約から5カ月目以降は,ブラウザフォン・サービスの「Yahoo!ケータイ」などを利用しない場合で4905円,利用する場合は5220円が実際に支払う最小の月額料金となる。*付加サービスを後日解約することも可能で,その場合は月額2880円で利用できる。

 これは,ゴールドプランを利用するにはいくつかの付加サービスの契約が必須となるためだ。具体的には,(1)データ通信定額サービス「パケットし放題」(月額1029円~4410円),(2)「スーパー安心パック」(月額498円),(3)留守番電話などの付加機能をパックにした「スーパー便利パック」(月額498円)の3サービスが必須となる。そのため実際に支払う最小の月額料金は,2880円に2025円を追加した4905円となる。

 ただし,ゴールドプラン契約時に同時加入が必須となる割引サービス「新スーパーボーナス」の特典で,これらの付加サービスは契約当初は無料となる。無料期間は,パケットし放題は最大2カ月,スーパー安心パックは最大3カ月,スーパー便利パックは最大4カ月である。

 また,Yahoo!ケータイなどを利用する場合は,その基本料に当たる「S!ベーシックパック」の月額315円が別途必要。そのためYahoo!ケータイなどを利用する場合の最小月額料金は,4905円にこれを上乗せした5220円になる。

 なお,正確には,ゴールドプランの利用にはパケットし放題と新スーパーボーナスの契約が必須。さらに新スーパーボーナスの利用には,スーパー安心パックとスーパー便利パックが必須という“2層構造”になっている。

日経コミュニケーションより:本記事について10月24日にソフトバンクモバイル広報に確認したところ,新たな事実が判明したため記事に追加した(記事中の斜体文字部分)。ソフトバンクモバイルは23日時点では「パケットし放題,スーパー安心パック,スーパー便利パックは解約できない」としていたが,24日に問い合わせたところ「付加サービスはすべて後日解約できる」と説明を修正した。修正の理由は「社内に内容が伝わったのが発表当日で,情報が錯綜していた」ためだという。