左からボーダフォンの孫正義・代表執行役社長,ヤフーの井上雅博・代表取締役社長,ボーダフォンの太田洋・執行役専務
左からボーダフォンの孫正義・代表執行役社長,ヤフーの井上雅博・代表取締役社長,ボーダフォンの太田洋・執行役専務
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 ボーダフォンは9月28日,新製品と新サービスの説明会を開催した。孫正義・代表執行役社長のほか,ヤフーの井上雅博・代表取締役社長,ボーダフォンの太田洋・執行役専務が登壇(写真)。10月1日にボーダフォンからソフトバンクモバイルに社名を変更する同社にとって,“ソフトバンク色”を前面に打ち出した初めての製品・サービスの発表となる。冒頭,孫正義・代表取締役社長は「これまでは戦いのリングに上がる前のボクサーの心境だった」と語り,本日発表した端末とサービス/コンテンツをもって,10月24日から始まるモバイル番号ポータビリティ(関連記事)の戦いに挑む決意を新たにした。

 本日発表された新端末は秋冬モデルに該当する機種。13機種54色を投入する。「910」シリーズと「810」「811」シリーズが新たにラインアップに加わった。東芝製の「910T」,シャープ製の「810SH」と「811SH」は10月上旬に店頭に並ぶ予定である。ボーダフォン向け端末では初となるパナソニックモバイルコミュニケーションズ製「705P」は10月上旬発売。また既に端末供給を発表済み(関連記事)の台湾High Tech Computer(HTC)からはHSDPA対応のWindows Mobile搭載端末「X01HT」が登場。個人向けに10月中旬発売予定である。同時にHSDPAのサービスを10月中旬に開始する。

 910,810シリーズは,ソフトバンクモバイルが同日発表した新サービス「S!タウン」が利用できるのが特徴。S!タウンは3次元グラフィックスの技術を使ったアプリケーション。仮想の街に自分に部屋を用意してユーザー間でコミュニケーションをしたり,買い物などができる。

 具体的な端末やサービス,戦略の詳細は追ってリポートする。

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