米Microsoftが公開する「セキュリティ情報の事前通知」ページ
米Microsoftが公開する「セキュリティ情報の事前通知」ページ
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 米Microsoftは米国時間9月8日,同9月13日(日本時間9月14日)に公開予定のセキュリティ情報の概要を発表した。それによると,Windowsに関するセキュリティ情報を1件公開する予定であるという。最大深刻度は最悪の「緊急」なので,同日公開される修正パッチ(更新プログラム)をできるだけ早急に適用したい。8月に出現した「Zotob」ワーム(ウイルス)の例からも分かるように,Exploit(セキュリティ・ホールを突くプログラム)やワームがすぐに出現する。

【9月13日追記】米Microsoftは米国時間9月9日,当初の予定を変更して,同9月13日にはセキュリティ情報を1件も公開しないと発表した。原因は,公開予定のパッチに問題が見つかったため(関連記事)。【以上,9月13日追記】

 公開予定の修正パッチは,Microsoft UpdateやWindows Update ,Windows Server Update Services (WSUS) および Software Update Services (SUS) から適用できる。セキュリティ情報のページからリンクが張られた「ダウンロードセンター」からも入手可能。パッチ適用後は,コンピュータを再起動する必要がある。また,その修正パッチが適用されているかどうかは,同社が無償で提供するツール「Microsoft Baseline Security Analyzer(MBSA)」で検出できる。

 同日,「悪意のあるソフトウェアの削除ツール(Malicious Software Removal)」の新版も公開する予定である(関連記事)。Windows UpdateやMicrosoft Update,WSUSおよびダウンロードセンターから入手できる。SUSでは配布できない。

 加えて,セキュリティ以外の優先度の高い更新プログラムを1件リリースする予定である。これについても,修正パッチ同様,Microsoft Update/Windows Update/WSUS/SUSから適用できる。

◎参考資料
Microsoft Security Bulletin Advance Notification
マイクロソフト セキュリティ情報の事前通知