システムを開発するとき、十分にテストしたはずなのに、うまくいかなかったという経験をお持ちの方も多いはずです。

 今週、「説明に困らないソフトウエア技法」という特集の1回目として公開した「100%テストしました!?」では、100%テストしたつもりだったのにもかかわらず、稼働直後にバグが見つかったケースでの、発注者であるシステム部長、開発会社のプロジェクトマネジャー、エンジニアのありがちなやり取りを再現しています。

 想定外のバグが見つかったことで、発注者の不興を買った開発会社の面々が、どう対応するか苦慮しているところで、やり取りは終わります。記事自体は役に立つものですが、最初のやり取りがどうなるか気になっていたところ、本日公開した「直交表を用いた技法のテスト戦略とは? 」に、やり取りがどう終わるかが掲載されていました。開発会社の対応としては模範的なものだと思えます。

 詳しい内容についてはお読みいただいてご確認いただければと思いますが、テストにどれだけの手間をどうかけるべきかについて、きちんと考えることの大切さを再確認させられました。