未曽有の大被害をもたらしている東日本巨大地震。地震は、電気、ガス、水道といったライフラインや回線網、工場への被害のほか、物流活動の停滞、さらには鉄道の運休や福島第1原発事故により、ICT関連企業の活動にも大きな影響を及ぼしている。

　そんな中、被災者や被災企業を、クラウドやインターネットといった「ITの力」で支援する動きが活発化している。ここでは、ICT関連の被害状況や企業／社会への影響を解説するとともに、ITベンダーによる復興支援策と、ITを駆使した情報提供／支援ツールの最新動向について解説しよう。