◆ユーザーの課題◆機械部品メーカーの日本精工で生産設備の設計/開発を担当する部署「生産技術センター」は,技術文書や特許情報など,やり取りされる情報を満足に共有するインフラがないことに悩んでいた。高額なシステム構築費用をねん出するだけの余裕もなかった。

◆選んだ解決策◆全社で導入したSharePoint Portal Server 2001を「間借り」して,センター独自の部門ポータルを構築した。利用に必要な知識を極力減らすため,コンテンツを登録する担当者を置いたり,組み込み機能を使わず単純なポータルにした。

◆結果と評価◆必要な情報を取りそろえる本来のポータル機能を充実させたことに加え,習得の容易さを重視した設計も奏功し,ポータル活用に向けた利用者の意識改革が進んだ。

  • 手探りでサイトの自作に着手 <上>
  • ユーザーの意識改革が決め手 <下>