◆ユーザーの課題◆警備保障会社のセコムは,今後5年間で関連会社を含む約3万人の社員にExchange Serverを利用させる計画だ。しかし,目標の半分である1万5000ユーザーに導入した時点で,Exchange Server 5.5のサーバー数がメールボックス用だけで10台にも達し,サーバーの障害対策に頭を悩ませていた。

◆選んだ解決策◆メールボックス用のサーバーを拡張性の高い日本ユニシスのES7000(1台)に集約した。このシステムの特徴は,ES7000を4つの論理パーティションに分割し,Exchangeで国内初となる4ノード・クラスタリングを採用した点。

◆結果と評価◆10台のサーバーを1台に集約し,クラスタ構成にしたことで,Exchange のダウンタイムを大幅に減少させ,比較的低コストで耐障害性を高めた。今後5年間のユーザー数増加にも対応しやすいと同社は考えている。

  • サーバーの運用管理に危機感 <上>
  • Exchange 5.5には課題が多かった <下>