2006年9月,10月と相次いで起こったNTT東西地域会社のひかり電話トラブル。IP電話自体の信頼性に大きな疑念が寄せられている。とはいえ,電話のIP化は世界的な流れ。もはや引き返す道は残されていない。IP電話の障害はなぜ大規模化するのか,それを止めるすべはないのか。今後固定電話並みの信頼性を実現することはできるのか。IP電話を揺るがす課題を技術面から徹底検証する。
◆IP電話の大規模障害を食い止めよ(1)信頼できる電話への険しい道のり
◆IP電話の大規模障害を食い止めよ(2)
IP電話障害長期化の三つの理由
◆IP電話の大規模障害を食い止めよ(3)
中継系,加入者系で異なる「広げない」対策