プログラマとデザイナーによるコラボレーション・ユニット「PROJECT KySS」を結成した筆者が,デザイナーの視点でWebサイト構築の現場やこれからあるべき方向性を鋭く語ります。中小規模のWebサイト案件にかかわるWebマスターやデザイナは必見です。


本稿で述べることは,あくまで筆者の実務経験に基づくものである。案件の規模,顧客の分野,構築目的,期待効果,訴求対象(ユーザーの年齢,性別,職種,居住地域等…いわゆる客層),扱うデータの内容,開発方法などによって当てはまらない場合もあることをお断りしておく。


PROJECT KySS(プロジェクト・キッス)
薬師寺 国安(やくしじ くにやす,フリープログラマ)と,薬師寺 聖(やくしじ せい,個人事業所SeiSeinDesign自営,http://www.SeinDesign.net/)によるコラボレーション・ユニット。1996年,聖が勤務先で地域ポータルを企画制作,これを訪問した国安と知り合う。ActiveXユーザー同士で意気投合し,翌年「PROJECT KySS」結成。1999年よりXMLとDHTML利用のコンテンツ開発,2000年にはCMSツール開発と,一歩進んだ提案を行い続けている。XMLに関する記事や著書多数。両名ともMicrosoft MVP for Windows Server System - XML(Oct 2004-Sep 2005)。http://www.PROJECTKySS.NET/