当社が提供するクラウド型サービス「EXaaS Mobile Desk」を中心にしたソリューションを提案する(図1、表1)。BYODにおいて重要なポイントを当社では、「安全かつ手軽に導入できること」と考える。同サービスを利用することで、「安全」と「手軽」の両方を実現できる。

図1●スマートフォン上で動作するソフトフォンを使い、内線としての活用と通話料金の公私分計を実現
[画像のクリックで拡大表示]
表1●沖電気工業(OKI)の提案
[画像のクリックで拡大表示]

 「安全」については、端末にデータを残さないポリシー(情報漏洩対策)によって実現する。端末の紛失・盗難時のリモートロック/リモートワイプなどもサポートしている。

 「手軽」については、クラウド型サービスの特徴を生かし、基本的に必要なサービスをワンストップで提供することで初期導入の手間やコストをかけずに済む。

 EXaaS Mobile Deskは、「マイノート」「マイオフィスゲートウェイ」「マイオフィスフォン」「EXaaS ISM」という4種類のサービスで構成される。

 このうちマイオフィスゲートウェイは、メールやスケジューラーに加えて、一般的なクライアント-サーバー型の業務システムを外部から利用するもの。前述したように、端末にデータを残さない方式を採るため、情報漏洩リスクを低減できる。

 またマイオフィスフォンは、個人所有のスマートフォンを内線電話として利用できるサービスである。スマートフォンに内線番号を付与し、業務通話にはソフトフォンを、私用通話は標準搭載の携帯電話機能を使うことで、通話料を業務利用分と個人利用分とで別々に管理することが可能である。さらに、業務で使う電話帳についても、端末に保存せずにクラウドで管理することで、個人情報の漏洩を防止する。