プライベートでもビジネスでも、予定表や連絡先の管理は重要事項。紙の手帳で管理する人も多いだろうが、スマートフォンを所有しているのならこれを活用しない手はない。スマートフォンでは、予定表や連絡先のデータがほかの機能やアプリと密接にリンクしており、非常に便利に使えるからだ(図1)。

●予定表や連絡先はデータの要
図1 スマートフォン上の予定表や連絡先は、さまざまなデータとリンクする。これらを整備することが業務の作業効率の向上につながる
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 例えば、訪問先の所在をあらかじめ予定表に入れておけば、必要に応じて地図サービスを呼び出して経路を調べることが可能だ。また、最近は大事なやり取りでも、電話ではなくメールを通じて交渉することが少なくない。連絡先にメールアドレスを入れておけば、とっさの場合も即座に対応できる。

 スマートフォンには、クラウドサービスと連携して、予定表や連絡先を同期する機能がある(図2)。ここではAndroidスマートフォンとiPhoneのサービスを見ていこう。

●クラウドサービスで一元化する
図2 スマートフォンのデータは各種のクラウドサービスと連携できる。パソコンでデータを作成して、スマートフォンで外出先から利用すると効率的だ
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 Androidスマートフォンの場合、米グーグルが運営するクラウドサービスに対応する。クラウドサービスを活用する利点は、いつでも同じ内容が利用できること。自宅や職場のパソコンで基本的なデータの入力を済ませておき、外出先ではスマートフォンを使い内容を確認できる。

 パソコンから「Googleカレンダー」に予定を書き込むと、スマートフォンに転送される。一方、スマートフォンで新しい予定を変更すると、Googleカレンダーも更新される。いずれの同期処理も、スマートフォンの電波がつながっている状態で、瞬時に処理される。

図3 Android スマートフォンは、米グーグルのクラウドサービスとの親和性が高い。簡単な設定で、スマートフォン上の連絡先や予定表のデータをグーグルのクラウドサービスに保存して自動同期できる
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