Webは多くの企業において欠かすことのできないビジネスツールとなっている。Webサイトからの情報取得のほか、大きなファイルのやり取りや情報共有など、用途は多岐にわたり、Webアクセス環境の重要度はますます高まっている。

 ただ、一方では、企業を脅かす攻撃手法が増加している。一昔前は、インターネットからの攻撃というと不正アクセスやDoS(サービス妨害)攻撃、メールを介したウイルス感染などが中心だった。しかし最近は、Webアクセスの仕組みを巧みに利用することで、不正プログラムを送り込む攻撃や企業の機密情報を盗むといった攻撃が急増している。

 そこで今回は、社内からのWebアクセス環境の見直しをテーマとし、提案依頼書(RFP)を作成した。Webプロキシーシステムの保守更新時期を控え、このタイミングで、より高い拡張性を確保しつつ、信頼性向上、運用管理コスト削減、セキュリティ強化を併せて実現できるシステムにリプレースするケースである(表1)。

表1●プロジェクトの背景や狙い
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ポイントはココ!
■マルウエア、フィッシングサイトへの対策に加え、標的型攻撃への対策を意識する
■信頼性の高さ、運用の手軽さなどの面でクラウドサービスの活用も視野に入れる

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