エンジニア不足が深刻なIT業界。だが、一部のスタートアップ企業にとって、人材不足は「どこ吹く風」だ。優秀な海外エンジニアの大量採用に成功し、多才で多様なメンバーとサービス開発を加速させているからだ。海外には日本の文化に興味を持ち、日本で働きたいと考えているエンジニアが少なくない。彼ら彼女らを積極的に採用し、チームの過半を海外エンジニアが占めながら「強い開発チーム」を作る秘訣を、日本のベンチャー企業に聞いた。
外国人と強い開発チームを作る術
目次
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外国人と一緒にシステム開発、メリットを引き出すための3ルール
ウォーブンテクノロジーズは2016年から海外エンジニアを採用している。多国籍チームは、ナレッジの共有や語学力の向上など、開発チームの多国籍化はメリットが多い。
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インド工科大学の出身者も、海外人材を集める日本ベンチャーの魅力
開発チームの強さは人で決まる。IT業界で人材不足が叫ばれるなか、外国人エンジニアを集めエンジニア不足とは無縁のベンチャー企業がある。優秀なエンジニアを集める方法を探る。
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次はアフリカと東欧、国内ITベンチャーの新たなターゲット
受託開発を手掛けるベンチャー企業、コグラフの開発チームは7割が海外エンジニアだ。森CEOは開発チームを更に強くするため、東欧やアフリカなどの地域からエンジニアを採用する意向だ。
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日本語レベルは4級で十分、技術者派遣会社を頼る企業の要望
AIなどのスキルを持つ高度人材の不足度合いが加速している。日本IT企業は海外の高度人材に殺到し始めた。「技術力さえあれば、日本語は自己紹介レベルでもいい」とするが、それももはや甘い考えだ。