「ベストブランド」では、クラウド関連製品やサービスを提供するITベンダーに関するイメージ調査に基づいて、13社を選出した(表1)。総合スコアが高かったその他の企業も表2に紹介する。
調査は「クラウドベンダー・イメージ調査」という名称で、ITベンダー200社について「認知度」「信頼性」「技術力」「実績」「提案力」「マーケティング力」に対する印象を尋ねている。5934人のビジネスパーソンから回答を得た。
シスコは技術力が高スコア
今回は、シスコシステムズがベストブランドとして初めて選出された。総合スコアは63.3である。「技術力」に関する企業イメージのスコアが67.1と比較的高い。同社はパートナーやクラウドサービス事業者を通じて自社製品をクラウドサービスとして展開する「Cisco Hosted Collaboration Solution」に力を入れている。2012年10月には同ソリューションのパートナーやクラウドサービス事業者が2倍以上に拡大したことを明らかにした。
また、同年11月にはデータセンターのインフラ管理製品ベンダーや、クラウドからの管理が可能なネットワーク製品ベンダーなどの買収を相次ぎ発表している。こうした取り組みが、クラウドベンダーとしてのイメージアップに寄与したと考えられる。