インテルは3月30日,Intel Extended Memory 64 Technology(EM64T)対応のCPU「Xeon MP」とチップ・セット「E8500」を発表した。CPUは,3次キャッシュ・メモリー容量が8Mまたは4Mバイトの上位製品(開発コード名Potomac)と2次キャッシュが1Mバイトの普及製品(同Cranford)の2系列がある。今後,NEC,デル,東芝,日立製作所,日本IBM,日本ヒューレット・パッカード,日本ユニシス,富士通などが,このCPUを搭載したPCサーバーを発表する予定。
同社はEM64T対応CPUとして,1CPUサーバーおよびデスクトップPC向けのPentium 4(既報),2CPUサーバー向けのXeon(既報)を既に出荷しており,今回の発表でノートPC向けを除く製品ラインがそろった(該当記事)。
価格は,「Xeon MP 3.33GHz 8MB L3キャッシュ」が39万1350円,「同3.00GHz 8MB L3キャッシュ」が20万9880円,「同2.83GHz 4MB L3キャッシュ」が12万4760円,「同3.66GHz 1MB L2キャッシュ」が10万2080円,「同3.16GHz 1MB L2キャッシュ」が7万6530円。 いずれも1000個受注時の単価。CPUと同時に提供されたチップ・セットのE8500は最大8個のCPUをサポートする。それより多いCPUを1台のマシンに搭載する場合は,チップ・セットを自社開発するなどの必要がある。
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