インテルは2月22日,デスクトップ向けCPUとして初めてEM64Tに対応した「Pentium 4」を出荷した(関連記事)。企業のデスクトップ向け「Pentium 4 600シリーズ」(動作周波数3.0G~3.6GHz)が4製品,ハイエンド・ゲーマー向けの「Pentium 4 エクストリーム・エディション」(同3.73GHz)が1製品それぞれある。価格は2万3300円(1000個受注時の1個当たり)から。

 同社は既に,低価格サーバーやワークステーション向けにEM64T対応のPentium 4を出荷していたが,デスクトップPC向けとしては今回の製品が初めてとなる。同社ではこの「Pentium 4 600」シリーズを企業用デスクトップ向けCPUと位置付けており,コンシューマ向けには2005年第2四半期に発表予定のデュアル・コア製品を展開するとしている。

 64ビット化以外には,(1)2次キャッシュ・メモリー容量を増やす,(2)ノート向けCPUの省電力化技術を改良した「拡張版インテルSpeedStepテクノロジ」を搭載する――などの改良が加えられている。

(茂木 龍太=日経Windowsプロ

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