4月に開催される「Windows Hardware Engineering Conference(WinHEC)2005」の参加者は,次期版Windows「Longhorn」(開発コード名)の500番台の最初の公開ビルドを受け取る見込みだ(既報)。だが,Longhornが将来搭載するAeroユーザー・インターフェースは,今秋まで待たなければならないようだ。

 先週ブログへの投稿で米MicrosoftのLonghorn担当エバンジェリストRobert Scoble氏は,9月に開かれる「Professional Developers Conference(PDC) 2005」で手渡すLonghornのプレベータ2ビルドに,他のいくつかびっくりするものと一緒にAeroを組み込む予定だと述べた。

 同氏にとっては,長い期間だったに違いない。最後にLonghornの一般向けのプレリリース・ビルドが出されたのはもう1年前である(既報)。Microsoftは,Windows XP Service Pack 2やWindows Server 2003 Service Pack 1に集中している間,ひそかにLonghornを再調整していた。Windows XP SP2やWindows Server 2003 SP1などの製品が完成(Windows Server 2003 SP1は10日以内に完成する)して,同社はようやくLonghornに取り組みはじめている。

(Paul Thurrott)


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