Windows XPの次のメジャー・バージョンであるLonghornは,現在「プレ・ベータ」の段階である。以前は「アルファ」と呼ばれていた。このバージョンのLonghorn(ビルド4051)は,昨年(2003年)秋に開催された「Microsoft Professional Developers Conference(PDC) 2003」の参加者と,「Microsoft Developer Network (MSDN) Universal」の会員に配られた。従って,現在一般のユーザーには手に入らない。ビルド4051以降,Microsoftは10から15のビルドのLonghornを作ったはずだが,2003年12月にはビルドを作るのをいったん止めた。このプロセスはまもなく再開されると思われる。

 より新しいLonghornは,今春の「Windows Hardware Engineering Conference(WinHEC) 2004」で見られるだろう。これは,開発者の評価用にリフレッシュされたビルドである。そして夏の終わりには,いよいよベータ1が出るはずだ。

 しかしこれらのベータ版は,これまでWindowsのテクニカル・ベータ・テスターになったことがあるユーザーしか入手できない。一般ユーザーが広く入手可能になるのはベータ2のタイミングで,それは2005年になる見込みだ。

(Paul Thurrott)