Windows 2000の修正モジュールをまとめたサービス・パック2(SP2)が6月初旬に日本でリリースされそうだ。Webページなどではまだ告知されていないが,米国では既にRTM(製造段階向け出荷)済みだという。実際,正式版と見られる約103MバイトのSP2プログラムがダウンロード可能なサイトがある。前回のSP1のリリースが米国で2000年7月31日だったので,約10カ月ぶりのサービス・パック提供になる。

 SP2には約400個のバグ修正が含まれている模様。マイクロソフトは,バグが見付かると修正プログラムをQFE(Quick Fix Engineering)として個別に提供している。修正プログラムのファイル名の一部に「w2k_sp2」があれば,SP2に含まれていると考えられる。例えば,最近見付かったIIS 5.0の大きなセキュリティ・ホール(該当サイト)のQFEは「Q296576_w2k_sp2_x86_JA.EXE」なので,SP2に入っている可能性が高い。一方,SP2に間に合わず「w2k_sp3」という文字列が入った修正プログラムも既にいくつか出ている。

新出 英明=日経Windows 2000

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