新興の検索サービス会社,米グーグル社(http://www.google.com/)は,日本での営業活動を本格化する。既に「google.co.jp」のドメイン名を取得済みで,3カ月以内に日本にオフィスを開設する意向だ。本誌の取材に対し,ラリー・ページCEOが明らかにした。

 同社は精度の高い検索技術を武器に,不況風が吹くシリコンバレーの中でも破竹の進撃を続ける。検索サイト「Google」は,月に2割のペースでアクセスが増加中だ。ポータルサイトや企業サイトが同社の検索機能をASP形式で組み込んで利用する例も増えており,米国ではヤフー,シスコシステムズなどが顧客になった。

 「Google」は日本語表示に対応済み。国内では,既にYahoo! JAPAN,@nifty,BIGLOBEが同社の検索機能を組み込んでいる。国内オフィス開設を機に,今後は企業サイト向けの営業活動を本格化する。同時に「Google」サイト上に表示するテキスト広告も販売する予定である。

(本間 純=日経ネットビジネス)

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